Roberto Giobbiによる、ステージ向けカードマジックの決定版！

普段クロースアップマジックだけを愛好している方でも、飲み会やお祝い事の場でパーラー規模の演技が必要になったことはあると思います。本書が教えてくれるのは、カードだけを使ってそういったシチュエーションに対応する方法です。
まず本書では、クロースアップマジックとサロン・ステージでのカードマジックの違いが紹介されます。続けてオーディエンスマネジメント、特有のスライト、そしてトリック・ルーティンが解説されます。
ルーティンはGiobbiのレパートリから厳選されたもので、練習こそ必要ですが即戦力となるものばかりです。また、これらの手順を練習することで、ステージ上での振る舞いが自然に身に着くようになっています。

本書は事実上、カードカレッジシリーズの第6巻にあたるものです。カードカレッジでカードマジックの基礎を学んだ読者が、実際に人前で演技をするために何が必要なのか、その部分を埋めるのが本書というわけです。
もちろん、カードカレッジを卒業していない読者でも読めるように設計されているのでご安心ください。

本格派のカードマジックを、リアルなオーディエンスへ適切に伝えるためのノウハウが満載です。
人前でカードマジックを演じたい方はぜひお手元へ。

第1章：スタンドアップ・カード・カンジャラー
スタンドアップ・カードマジックとは何かから始まり、セッティングなどの準備の面について書かれています。
ここに書かれている事柄を最低限チェックしておけば、大きな事故が起こらないようになっています。

ルールとはガイドラインである
スタンドアップ・カード・カンジャラー
定義
フォーマルな要素
スタンドアップ・マジックの魅力
歴史
パーラー
トリックの選択
パーラーでの演技
見えないものを見えるようにするには
客席へ降りる
拍手
台本

第2章：観客管理
オーディエンスマネジメントについて。
観客をステージ上に上げて演技をする方は必読の文章です。

観客とのやり取り
客上げ
選考基準
はじめの一歩
観客とのやり取り

第3章：スタンドアップ・マジックにおけるカード技法
ステージ特有の技法について。

フォールス・シャッフル
コントロール
フォース
パーム
トップ・チェンジ

第4章：スタンドアップ・マジックの手順
厳選されたルーティンが13個紹介されます。

Card Call
And Yet It Is!
The Fool’s Metamorphosis
Vice Versa
A Comedy of Errors
Prediction at Risk
The Three Roses
Hofzinser’s Triple Prediction
The Devil’s Messenger
Swiss Poker
Card in Lemon
Napoleon’s Game
Stickler

A4サイズ、本文270ページ、ソフトカバー