Geoff Williamsによる、実用的なサロン・ステージマジックのライブレクチャーです。
メインの新聞の復活がとにかく良いです。この作品だけで値段分の価値があります。
今後新聞の復活系をやるときはこの手法で決まりです。商品の説明文だから調子の良いことを言っているわけではなくて、本気で書いてます（MAJIONはいつも正直に書いてます）。

そしてダークホースなのが「This one」という作品です。デモ映像にも載っていますが、かなり不思議ですよね？
観客が思った枚数目のカードの予言としては理想形と言えます。
100%成功する方法論です。技法もギミックも一切使いません。実用的です。しかし手法はグレーです。
私（野島）は駄作だと思いましたが、他のマジシャンは大傑作の太鼓判を押す可能性は十分あります。
気になる方はぜひ本編の映像をご覧ください。

■収録内容
・Newspaper clippings（これのために買って良い）
たくさんの紙片が繋がって一枚の新聞紙に戻ります。
今回のレクチャーのメインです。ビジュアル、クリーンさ、不思議さ、実用性、あらゆる観点からベストの手法と言えます。
新聞紙は両面をしっかり見せられますし、さらに小さく畳んでしまえます。これはすごいです。ここまでしっかりあらためられる手法はなかなかありません。

・Rocky shoes（実用的）
直前まで履いていた靴の中から、大きめの石が2個現れます。
事前に両手が空であることを示せるので、しっかり不思議です。
また、ディレクションについても考え抜かれており、安全に演じられるように設計されています。
別法も紹介しています。

・Coin in pen cap
ユニークな手法を取り入れたペンとコインの手順。緒川集人さんをクレジットしているところから察して下さい。
聞き手のグレゴリーウィルソンが手遊びでペンとコインの手順をやっているのがべらぼうに上手いです。

・This one（傑作と駄作の紙一重の問題作）
2人の観客にそれぞれ一桁の数字を思ってもらいます。その数字に従って2枚のカードが選ばれます。この2枚が完璧に予言されています。
技法やギミックは一切使用せず、ハンドリングとサトルティのみで解決しています。この操作を見つけたことが奇跡と言えます。ステージ用にマンモスサイズのカードでも演じられます。

・Lost and sniffed（おススメ）
マジシャンが後ろを向いている間に、観客に心に思った枚数目のカードを覚えてもらい、さらにカットとリフルシャフルを2回ずつおこなってもらいます。マジシャンははじめて前を向き、デックの表を見ずに、一切質問することなくカードを当てます。
これは不思議。あの条件で当てられるだけでもすごいですが、表を一切見ないで当てられるとは思いませんでした。マジシャンキラーな作品ですね。

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