【洋書】A New Angle by Ryan Plunkett & Michael Feldman

5,200円(税込5,720円)

Distilledの著者Ryan Plunkettと、Michael Feldmanによる、ストリッパーデックの研究成果です。

ストリッパーデックというと初心者が使うもの、というイメージが湧きがちですが、正直、簡単なマジックは載っていません。
著者はバリバリ現役のプロです。プロが現場で使うための手順やアイデアが詰まっています。

本書ではテクニックの補佐として使うことが多く、従来からあるようなダイレクトな使用がほとんどありません。
どの手順も巧妙です。マジシャンでも騙される策略に満ちています。
例えトリックデックを使っていると思われたとしても、ストリッパーデックは手渡しな道具ですので、完全なミステリが演出できます
ストリッパーデックは年々精度が上がっており、当店で扱っているバイシクル・ストリッパーデックは、マジシャンが触っても気が付かないレベルで自然な仕上がりです。

一作品を除き、すべて通常のストリッパーデックで演じられます。プロユースのクリーンな奇跡を演出してください。

■収録内容(文責野島。全部紹介すると長いので特に気に入ったやつだけ)

SHUFFLEUPAGUS
奇跡の手順です。この手順だけでこの本を買う価値があります。
マジシャンはデックをシャルフし、表向きに広げて確かに混ざっていることを確認してもらいます。
さらにデックを2人の観客に渡し、念入りに混ぜてもらいます。最後にマジシャンは公明正大にデックをシャフルします。
少し時間をおいてからデックを広げると、デックの表が赤と黒に分れています。
これをケースにしまってもらい、少し待ちます。観客に中身を確認してもらうと、デックの順番がニューデックオーダーに並び変わっているのです。

リフルスタックのアイデア
これはやりたい。一回のシャフルでトップにある4枚のエースが5、10、15、20枚目にコントロールされます。

TWIN PEEKS
とんでもないカードのピーク方法です。奇想天外すぎて「違うマジックの解説を読んじゃったかな」としばらく混乱しました。発想はぶっ飛んでますが、実用的です。凝視に耐えるピークです。

ROTATOR SHIFTS
デックの半分の天地を入れ替える技法を3種紹介しています。いずれもただデックを揃えただけのように見えます。ある種のパスです。ここにこだわるのはすごい。

HOFZINSER'S SUIT SELECTION
執念を感じる手順です。観客に10〜15枚のカードをがばっと取ってもらいます。この中から1枚カードを選んでもらいます。ハートの9だったとします。他のカードはすべてバラバラであることを確かめたあと、おまじないをかけると観客の撮ったカードがすべてハートのカードに変化します。
処理がとにかくおもろいです。この部分だけでもう一個手順が作れそう。

TRICK PLAY
この本のトップ3に入る、最高の現象です。
カードを広げて1枚カードを見て覚えてもらいます(フォースではありません)。デックを広げ、観客に覚えたカードを聞きます。デックの中央に1枚裏向きのカードがあります。これが観客の思ったカードです。さらに二段目に続くのですが、ここでは割愛します。インビジブルデックではありません。演技の前後にデックは手渡し可能です。

最後に一番衝撃を受けた作品が載っているのですが、それは本を読んだ方のお楽しみということにします(というか、現象が難解すぎて書けない)。

本文166ページ