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カードカレッジ・ライテスト byロベルト・ジョビー
5,000円(税込5,500円)
275 ポイント還元
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カードカレッジ・ライテスト byロベルト・ジョビー
5,000円(税込5,500円)
275 ポイント還元
あのカードカレッジライトシリーズ、ついに完結!
スライトを使わずにここまでできるのかと驚いてください!


いよいよ『Light』3部作、締めの1冊です。本書では前2冊等で、ご自分のルーティーンや手順構成はすでにお持ちという方を想定に、どのフェイズにでも付け加えられる独立性の高い珠玉の18作品に加え、楽に出来ながらも効果抜群、ディセプティブなフォールス・シャッフルやフォールス・カットなど、きわめて汎用性の高いコーナーも設けられています。

A5サイズ, ソフトカバー&ジャケット仕様, 160p

収録内容(野島の感想付き)

■Einstein’s Card Trick(オススメ)
ノーベル賞受賞者であるアルベルト・アインシュタインによる(とマジシャンが言い張る)手続きを用いることで、観客の1人が、先ほど自分で憶えたカードを見つけ出してしまいます。

しばしば演出に使われるでお馴染みアインシュタイン。10枚程度のカードで行うのですが、マジシャンは枚数を知らない状態で数理原理によってカードが当たります。マジシャンの方が驚くかも。

■Through theMagic LookingGlass(オススメ)
観客の1 人が自由に2つのグループを選びます。それぞれのグループは7枚のカードからなっています。パケットはよく混ぜられ、その観客だけがカードを取り扱っているにもかかわらず、不可解な一致現象が起こります。

演出と操作が絡み合い、最後にメイトが7組できるので、派手に締めくくります。良作。

■The Magic Card
不可能に思える状況にもかかわらず、マジシャンは誰かにあらかじめ思ってもらっていたカードを、“マジック・カード”を用いて探し出します。

マジシャンがカードに触らないで、特定の枚数目にコントロールする方法を解説しています。また、あとがきで触れている「デックが52枚揃っていない場合」の話は面白い。どんな状況でもマジック成功させたるねんという強い意志を感じます。

■Mental Flush
観客の1 人がロイヤルフラッシュを構成する5枚のカードのうちの1枚を心に思います。マジシャンは躊躇うことなく、彼の思っているカードを言い当てます。

これは解説を見る前に演技を見たかった。とんでもなく大胆な策略が使われています。

■Follow the Leader
マジシャンは赤と黒のカードを10 枚ずつテーブルに置いて2つの山を作ります。それぞれの山の前にはその山に含まれるカードの色を示す“リーダー・カード”を置きます。リーダー・カードがどのように取り替えられても、それぞれの色は常にそのリーダーを追いかけます。これは凄い!

これはホントすごい。キレイ。あとがきで「俺ならあの技法使って演じる」と書かれていたのも男らしくてグッド。

■Gemini Calling(歴史的名作)
マジシャンは自分の名刺を2 枚取り、それぞれに予言を書きます。そうしたら2人の観客は、事前にシャッフルされたデックにこれらの名刺を差し込みますが、その場所は完全に自由な
方法で決めます。これらの厳しい条件にもかかわらず、名刺のすぐ隣のカードは名刺に書かれた予言とまさしく同じものであることが分かるのです。

古典傑作ですが、本当に良いトリック。なんかやってと頼まれたらこれをやるだけで充分なんじゃなかろうか。

■Cardstalt(好き)
観客にデックから同じバリューの4枚のカードを抜き出してもらいます。マジシャンは抜き出されたカードが何かは知りませんが、残りのデックを1度だけ素早くリフルし、そしてそこにない4枚のカードのバリューが何かを正確に言い当ててしまいます。

にわかには信じがたい原理に基づいたマジック。読んでも「これできるんか?」と首をかしげたくなりますが、実際やると意外とできます。
なお、堀木いわく友達がいない人には習得が難しいとのことです。

■Cardstalt Plus
シャッフルされたデックから観客の1人がカードを1枚抜き出し、それを裏向きのまま脇に置きます。“Cardstalt” のプレゼンテーションからの流れで、マジシャンはデック全体を通して一度素早く見て、そして足りないカードが何であるかを言い当てます。

さっきのマジックに続けてやる手順。方法論が違うので、続けて演じることで効果を高めます。

■Cheers, Mr. Galasso!(超オススメ。このために買っても良い)
デックをしっかりとシャッフルして観客の1人に手渡し、その彼女が自分の手の中でカットし、その場所のカードを取り上げます。さらに2人の観客もカードを取ります。デックを受け取ることもなく、マジシャンはそれらのカードを1 枚ずつ当てていくのです。3枚のカードはすべて、デックがマジシャンの手の中にはない状態で選ばれ、デックも52枚からなるごく普通のものであることは強調しておきます。さあ、じっくり考えてみてください。

クロースアップからステージまで対応できる奇跡の手順。デックを受け取ることなく、観客が自由に分けた3枚のカードを本当に言い当てられます。レギュラーです。

■Chance by Plan
観客の誰かがランダムにカードを選びます。スペードのAだったとしましょう。すると、もう1枚の黒のAが突然表向きになります。そして黒のAが赤のAを見つけ出すのです。最後には別の4枚のカードが出てきて、選ばれたスートのAを含む、ロイヤルフラッシュが完成するのです。

ロイヤルフラッシュを出した方が良いかどうかは意見が分かれるところですが、手順としては良くまとまっています。面白いです。

■Posi-Negative Coordination
誰かにデックをシャッフルしてもらいますが、それでもなお、どういうわけかカードは赤と黒に分かれてしまいます。

あの原理を活用した作品。まあ、特に言うことは無い。

■Man SeeksWoman(オススメ)
4枚のQと4枚のKを一緒にして徹底的に混ぜます。そうしたら、観客の誰かにこれを使ってゲームをしてもらうのですが、それぞれ同じスートのQとKが一緒になるという驚きの結末になります。

良作。自由度の高さと不思議さのバランスが取れています。また、使用する単語のチョイスがジョビーらしくて良いです。

■A Swindle of Sorts(歴史的傑作)
マジシャンはデックからハートのA から10 までを取り出して順番に並べます。それから順序を入れ替えます。しかし彼は他者の行動を心理的に操ることができるので、不思議なことに観客がカードの並びを元通りに戻してしまうのです。

マジシャンが知ってるつもりになってる代表的なマジックの一つでしょう。あらための部分賢すぎるからよく読んで!

■Two, Six, Ten(好き)
観客が自由に1枚のカードを選び、それを予言とします。これを脇に置いておきます。そうしたら残りのデックをカットして3つの山に分けてもらいます。予言のカードの数値に従い、3つの山それぞれでカードを移動させていきます。それぞれの山の一番上に来たカードを表向きにしますが、驚いたことに、これら3枚のカードはすべて、予言のカードと数値が一致しているのです!

タイトルがネタバレかましてる作品。マジシャンはどのカードが選ばれたのか知らない状態で進行できるのが良いです。

■Numerology
マジシャンは手短に数秘術の深遠なる秘法、その理論と実践について説明します。そして誰かにランダムに選んでもらった3つの数字を使って、選ばれたカードを見つけてしまうのです。

まあ、普通です。

■FurtherThan Ever
観客の誰かにカードを1 枚憶えてもらいます。マジシャンは彼女の心を読み、そのカードの名前――♠A を言い当てます。そうしたらそのアルファベット1 文字につき1 枚ずつカードを配っていきます。綴っていったまさにその最後のカードを表向きにひっくり返すと♠A が現れるのです。マジシャンはそこまでに配ったカードをひっくり返しますが、“Ace” の箇所の3 枚はすべてそのほかのA――そして“Spades” と言って配った箇所はすべてスペードのカード。皆が、さすがにこれ以上はないだろうと思ったところで、最後にはスペードのロイヤルフラッシュが現れるのです!

通称「もっとすごいですよ」。演出の勝利ですね。あとがきではさらに強力なクライマックスを被せることについて触れています。

■The Vanishing Deck
鉛筆を魔法の杖代わりに使い、マジシャンはデック全体を消してみせると言います。すると鉛筆が突然消えてしまいます。鉛筆は再び見つかりますが、デックはどこかに消えてしまうのです!

なるほど。確かにデック消えるわ。もしかしたら即席のデックバニッシュの中で最も簡単かもしれない。

■A Card Gag
借りたデックから、誰かに自由に1 枚カードを選んでもらい、それを戻したらデックをシャッフルしてもらいます。そうしたらマジシャンは「ほら、これでしょう」と1 枚のカードを取り出してきます。残念なことに、それは彼が選んだカードではありません。がっかりしたマジシャンは、それを破り捨ててしまうのです――そのデックが自分のものではないということを忘れて。ですが最後にはすべては優しいジョークであったことがはっきりして、万事丸く収まるのです。

これは受ける(確信)

■Final Thoughts
フォールスシャフル、ピーク、などの技法についての解説。なぜ技法を加えた方が良いのか、スライトをサトルティーに置き換えることのメリットとリスクについて。などなど、理論的な部分にも踏み込んでいます。
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