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カードカレッジ・ライター byロベルト・ジョビー
5,000円(税込5,500円)
275 ポイント還元
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カードカレッジ・ライター byロベルト・ジョビー
5,000円(税込5,500円)
275 ポイント還元
あのカードカレッジライトの続編が出ました!
スライトなしで演じられる本格カードマジックと理論をお楽しみください!


ジョビーが完璧なマジックと完璧な台本を用意してくれました。あとは演じるだけです。

ロベルト・ジョビーの名著『カード・カレッジ・ライター』の日本語完訳版です。ジョビーの選による、古今の名作セルフワーキングトリックが、オープニング、真ん中、締めにふさわしいというカテゴリ分けで、各フェイズ7トリックの全21トリック、加えて、マジックのプログラムをいかに構成するかについての考え方で1章という内容です。世界各国でも翻訳出版物が出されている書籍です。
いったいどうやっているのか、手つきからでは全く追えないような傑作トリックの数々をお楽しみください。

収録内容(野島の感想付き)
■Part 1(オープニングにぴったりなマジック集)
Voila, Four Aces!
 観客がカードを1枚選び、憶えてからデックに戻します。不思議なことに1枚のカードがデックの中でひっくり返り、選ばれたカードの位置を指し示します。最後に、4枚のAが突然現れるのです!

この本の序文でポール・ポタッシーがレパートリーに加えたと賞賛した手順です。いくつもの現象が立て続けに巻き起こるので、見応え充分です。

TheAustralian Fives
 “The Australian Fives”とともにエキゾチックな手続きの助けを借りて、2枚の選ばれたカードが、不思議なことに見つけ出されます。

まさかあのマジックにあの原理を組み合わせてくるとは。観客の手の中でカードが当たるので、マジシャンが思っている以上の印象を与えられるでしょう。面白い試みです。

Fully Automatic Aces
 マジシャンは偶然の一致と純粋なスライト・オブ・ハンドの違いを示すデモンストレーションをします。まずマジシャンが、2枚のAを目をみは瞠るやり方で取り出します。続いて観客のひとりが、残りの2枚のAを、全くの偶然としか見えないかたちで見つけ出してくるのです。

やさしく行える4カードプロダクション。最初に使用しているフォールスカットは初めて見るもので、これを知るだけでも価値があります。

Strange Harmony
 観客が好きな枚数のカードを取り上げます。さらに2人の観客が残りのデックから2枚のカードを指定します。それら2枚のカードの合計が最初の観客がカットしたカードの枚数とぴったり一致します。

一応原案は知っていたのですが、まさかセットの内容をいじれるとは思いませんでした。この方が良いです。カードカレッジ5巻にも同タイトルの作品がありますが、こちらはスライトなしのハンドリングとなっております。

The Thought-of Card
 観客は1組のトランプから1枚のカードを思い浮かべます。マジシャンは観客の心を読み取って、観客が思い浮かべたカードを当ててしまいます。

これはすごい。たったあれだけのことであそこまでカバーできるとは思いませんでした。何も知らないで見せられたら引っかかるでしょう。

Six-Card Poker Played Here
 カットされたデックから、4人の観客それぞれに6枚のカードが配られます。それぞれの観客は5枚のカードを取り除いていき、1枚のカードだけを残します。最後に残ったカードをみると、マジシャンは全く何もしていないように見えるのに、4人の観客はそれぞれAを見つけ出しているのです。

やさしくできるフォーカードプロダクション。これは実用的。

Risk!
 観客がデックをシャッフルし、カットをします。彼女はシャッフルの結果たまたまトップに来たカードを見て、そのカードをデックの好きなところに差し込みます。彼女はカードを再びシャッフルし、カットをします。ここまでの操作は、マジシャンが部屋から退出した状態で行なってもらっても大丈夫です。このような状況にもかかわらず、信じられないことにマジシャンは選ばれたカードを見つけ出すことができるのです。

タネを知らない状態で見たかった。これほどフェアなカード当てはそうそうないですよ。ローリスク、ハイリターンなすごいマジックです。

■Part 2(中ネタにちょうど良い良質なマジック)
The Spectator Does a Trick
 観客が、説明のつかないマジック・トリックを行います。彼はマジシャンが見て憶えたカードを見つけ出してしまうのです。

この演出好きです。また、本当にセットなしでできるのがとても良いです。

The Cards Knew
 観客がデックを念入りに混ぜたあと、マジシャンはデックを複数の山に分けます。観客は、4枚のAを山の上に載せることで4つの山を選びます。その4つの山のカードから導かれる数が、選ばれなかった山のカードの総数とぴったり一致します。

これは不思議ですねえ。シャフルしたデックで演じられるし、さらに使用する山を選べるのが良いです。本の通りにやって、本当に数字が一致したので驚きました。

Senza Toccare (Look Ma, No Hands)!
 観客は、シャッフルされたデックの中の、自由に決められた場所にあるカードを憶えます。マジシャンはカードの表を全く見ることなく、この選ばれたカードを探し出すことができるのです!

あ、これすごい。マジシャン殺しの手順ですわ。

The Birthday Card
 マジシャンは、知らない誰かの誕生日を当てることができると宣言します。観客は誰も信じませんが、マジシャンはそれを面白いやり方で証明してみせます。

これは良いアイスブレイク。他のマジックにつなげる時にも活用できそうです。

A Condition of Balance
 シャッフルされたデックから観客が好きな枚数のカードを取り上げ、それをポケットにしまいます。マジシャンも残ったデックから適当な枚数のカードを取り分け、さらに自分が『ここだ』と見なすところまでカードをテーブルに捨てていきます。観客のパケットとマジシャンのパケットを数えていきます――両方のパケットは同じ枚数になっているのです!

いわゆるウェイト・ゲスのシンプル版。

Mental Three-CardMonte
 スリー・カード・モンテのゲームの精神に則り、観客が3 枚のうちの1 枚を当たりのカードとして選びます。それから、カードを混ぜてもらいます。マジシャンはこの間ずっとうしろを向いたままですが、観客が心の中で決めたカードを当てることができるのです。

ここまでするかと言うくらいに罠が張られたメンタルマジック。何回繰り返してもタネは看破できないでしょうね。

10-11-12
 マジシャンはオープン・プレディクション公開の予言として、1枚のカードを表向きで置きます。観客に3つのサイコロを振ってもらい、出た目の合計と同じ枚数のカードを配ってもらいます。最後に配ったカードと予言のカードが一致しています!

良い意味でずるい。セットなしで即座に演じられるのもポイントが高いです。実用性と言う観点から、超おススメです。

■Part 3(エンディングにふさわしいマジック)
Infantastic
 マジシャンは、観客が自由に思い浮かべた有名人を予言しているのみならず、観客の選んだカードがその有名人と結びついたものであることも予言しているのです。

有名なジョークとマジックを掛け合わせた傑作。マックスメイビンらしい、凝った手法が使われています。英語のスペリングなので、日本で演じるには工夫が要りますね。

Subconscious Poker
 マジシャンはポーカーのハンドを5つ配ります。3つ目のハンドの3枚目のカード(ここでは?Qとします)を指し、これを次のディールで全く同じ位置にコントロールしてみせる、と言います。カードを集めて再び配りますが、マジシャンは約束通りそれを成し遂げるのです。さらに、その?Qを含む、スペードのロイヤルフラッシュを配っていることが明かされます!

これはすごいっすわ。特に位置を指定できるのが良いです。観客に指定させることもできるので、かなり不思議な印象を与えられます。

PSI Con Carte
 観客がカードを1 枚自由に選びます。そのカードがどこに行ったのかマジシャンに絶対分からないように、デックを背中に回してから、カードを戻してもらいます。そのデックはケースにしまってもらいます。マジシャンはケースを額に当てます。驚くべきことに、マジシャンはカードを特定してしまうのです。さらに、ケースに入ったデックの中の選ばれたカードを、不思議な力でひっくり返してしまいます。

Mr. King’s Tapestry
 タペストリーの蒐集者、キング氏についての魅力的な物語が語られます。そのお話の中で、観客がカードの表と裏をごちゃ混ぜにしてしまいます。最終的に、4枚のカードだけが表向
きになっていますが、それらはキング氏のイニシャルと同じ、4枚のKなのです。

いわゆる魔法のじゅうたんですが、セリフとハンドリングにこだわりが見られます。ストーリーと現象の絡みが見事です。

The Card Sharp’s Triumph
 カードが表と裏、ごちゃ混ぜにシャッフルされます。にもかかわらずマジシャンは、数ミリ秒というとてつもない短時間で、すべて裏向きに揃えてしまうのです――4 枚のAを除いて!

良いハンドリングです。

Double S’Entendre
 マジシャンの関与なしに、2 人の観客がそれぞれお互いの選んだカードを見つけ出します。

こういうコロンブスの卵的な作品大好き!!観客同士がカードを当てるというテーマで、こんなアプローチがあったんですね。セット、ハンドリング、ともに簡単。それでいて効果絶大。これは本当にオススメです。

Your Fateful Hour
 マジシャンは誰かが選んだ1枚のカードが何かだけでなく、選んだその人が思っただけの時刻(運命の時)をも当ててしまいます。

ショーアップされた演目です。「カードを使った締めくくりのトリックとして、本作は考えうる限りベストなもののひとつです」と書かれている通り、素晴らしい手順です。こんなんやられたら惚れますわ。ほんの少しのセットで演じられる点も実用的で見事です。

■Part 4
カード・マジック・プログラムの理想的な組み立てについて カードのフォース方法、デックのトップやボトム、あるいはその他の場所へ複数枚のカードをコントロールする方法、スタックしたものを気づかれることなくデックに付け加える方法、フォールス・シャッフルやフォールス・カットの方法、デック全体を楽に、そして感づかれることなくスイッチする方法――これらを全部、いかなるスライト・オブ・ハンドも使わずにやり遂げるにはどうすれば良いかを紹介します!

A5ソフトカバー 、180ページ、 3章計21トリック&理論掲載
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