SCREWBALL(スクリュー・ボール) by Kohei Imada

2,000円(税込2,160円)

知る人ぞ知る若手研究家今田航平が満を持して作品集をリリース!
読み応えのある13手順プラスαをお楽しみください!!!


 マジックマーケット2018にて頒布された、奇術研究家の今田航平氏によるカードマジック作品集です。
 氏の作風は定石からはやや外れた、変化球的なアプローチを特徴とします。明確な狙いの下にそういったアプローチを採用しており、単に奇抜であったり突飛であったりというわけではありません。あくまでも地に足のついた手法を軸としつつ、それでいてマニアがみて「おっ」と思えるものを紹介してくれます。
 収録内容は多岐にわたり、オープナーに最適なクイックトリックから超マニアックな水と油のルーティン、更にはマニアの集まりで演じるための無駄技法まで入っています。それぞれには創作の経緯や狙いなどについてもしっかりとした記述があり、非常に読み応えがあります。
 捻りの効いた手品が好きな方はきっと気に入ることでしょう。読み物としてもおすすめします。

第1章 ナチュラルブレイクを使って
Cut to Aces
 Aのカードを指先の感覚で探してみせると説明し、カットするとその場所から1枚目のAが現れます。
 残りの3枚も探し出すと説明しますが、いつの間にか残りの3枚も現れ4Aが揃います。

Fountain Aces
4枚のAをばらばらの位置に差し込みますが、おまじないをかけるとトップに1枚目のAが現れます。そして次の瞬間には残りの3枚も現れ4枚が揃います。上記のCut to Acesから続けて演じることが出来る手順です。

Special Deck with Aces
 Alex Elmsleyの“All Back with Aces”にインスパイアされた手順。
 ナチュラルブレイクがフル活用されています。

第2章 オムニバス
All Back Routine
 カード当ての要素を組み込んだオールバックの手順。創作の経緯と狙いが詳細に書かれており、特に読み応えのある部分だと言えるでしょう。手順自体もシンプルにまとまっており、練習のし甲斐があります。

Gaffless Appearing & Vanish
 上田勇氏の“アピアリング・バニッシュ”の現象をレギュラーのみで達成できないか、という試み。
 4枚のAとKを示した後、Aをカードケースに入れます。ケースの中のAをKの方に移すような動作をすると、手元のKの中に1枚ずつAが現れます。最後のAが現れるとKのカードが全て消失し、カードケースの中から現れます。

Nest Sand
 選ばれたカードが何層にもサンドイッチされた状態で見つかります。


幕間
False Convincing Control
 間違いなくカードがボトムにコントロールされているように見えますが、選ばれたカードはアウトジョグされたままです。やってみるとより不思議に感じます。

Atfus Cancel Move
 アトファスムーブを行った直後にキャンセルする技法。どう見てもアトファスムーブを行ったようにしか見えず、非常にディセプティブです。

False Strip Addition
 ボトムからカードが足されたように見えますが、何一つ付け加えられていません。

無駄技法について
 上記3つの技法について、その可能性と考え方について熱く語ります。

Is Your Character......
 アキネイター的な質問で観客が覚えたカードを当てます。

第3章
Separation
 4×4、ノーエキストラの水と油。分離の瞬間をビジュアルに示すことが出来ます。

Oil and Water Routine
 赤と黒が分離する、という部分に最大限フォーカスを当てたルーティン。

Sympathetic Oil & Water
 もはや水と油ですらない魔作。
 2つのパケットが共鳴したかのように分離したり混ざったり、時にはひっくり返ったりします。