Unintentionally(アンインテンショナリー) by ルイス・オルメド(箱根2018)

ML003

3,000円(税込3,240円)

マジック大国スペインから、新たなスターがやってきました。

このノートの著者であるLuis Olmedoは、FISM Korea2018にも出場が決定しているスペイン期待の新鋭です。
彼はテクニックのみならず、ギミックやプレゼンテーションなど、非常に多くの要素を絶妙なバランスでミックスし、魔法を演出します。ハイレベルな技術も必要ですが、手順自体は非常にクレバーであり、無理がありません。
弱冠27歳でこの完成度は驚異的です。新しい刺激と不思議さをどうぞ。

Caressing
 Luis Olmedoの代表作。
 3枚のコインを演者の左側に並べます。それらをなでると、右側に置かれているカードの下に1枚ずつ移動していきます。

 非常にストレートで綺麗な現象です。
 最後の移動で使われているテクニックは広く応用が利くもので、必見。

Ace through
 カード・スルーザテーブルです。
 4枚のAが1枚ずつテーブルを貫通します。
 最後の一枚は、貫通している途中が見えます。

 紛れもない傑作です。視覚的に鮮やかで、角度にも強く、そして不思議です。
 また、解説も非常に面白く、Luis Olmedoがどのような点に気を使って演じているのかを知ることが出来ます。

Matirix
 4枚のコイントーカードを使ったマトリックスです。

 Caressingで使っていたテクニックを上手く活用したマトリックスです。
 残念なことに、解説文の中に図表番号がなく、手順を鮮明に追うことが難しくなっています。

Transpotravel
 2枚のジョーカーをデックから抜き出し、胸ポケットに入れておきます。
 4枚のAのうち1枚を選んでもらい、他のAとは離れた位置に置いておきます。
 選ばれたAをリーダーとして扱い、その上に3枚のカードを置きます。他のAはデックの中に戻します。
 デックをはじくと、3枚のAが消失します。リーダーのAのパケットを見ると、2枚のジョーカーに変化しています。
 ポケットに入れたジョーカーを確認すると、4枚のAです。

 文字で見るとややこしいですが、実際に見ると意外なほどにすっきりした手順です。

The Joker
 デックに表向きで差し込んだジョーカーが、観客が自由に選んで覚えてもらったカードに変化します。

 あるギミックの研究成果としてのトリックだそうで、不思議さは弱めですが、非常に簡単に演じられる実用的なトリックです。

My Hofzinser's Aces
 A4枚をテーブルに置き、カードを1枚選んでもらいます。
 観客に今覚えたカードのマークを訊き、それを記憶から消すように言います。
 すると、AのパケットからそのマークのAだけが消えています。マークを思い出してもらい、パケットを広げると元に戻っています。
 さらに、もう一度広げなおすと、1枚のカードが裏返っており、それが観客のカードです。
 最後に、選ばれたカードを確認すると、Aに戻っています。

 レギュラーで演じられます。技法をたくさん必要としますが、適切なカバーがあるため難易度はさほど高くありません。

The Secret
 4枚のQをテーブルの片隅に出し、1枚のカードをそれらの間へ表を示さずに入れておきます。
 観客に1枚のカードを選んでもらい、サインしてもらいます。デックへ戻し、しっかりと揃えます。
 そして先ほどパケットの中に入れたカードを確認すると、サイン付きのカードです。

 The Jokerと同じく、あるギミックを最大限活用したトリックです。

About the black art card
 クロースアップ・マジックで使えるブラック・アートのアイデア集。
 カバーの方法を優れた実例を通して学べます。

B5版・本文48ページ・日本語